テスラはついに全電気式セミトラックの生産を開始し、最初のトラックは12月1日にペプシに納入される予定だ。
同社の社長イーロン・マスク氏は木曜夜のツイートでこのニュースを明らかにし、このトラックは「運転するのがとても楽しい」と付け加えた。
伝えられるところによると、ペプシのほかに、テスラのセミトラックの買い手に興味を持っているのは、ウォルマート、フェデックス、DHL、ユナイテッド・パーセル・サービス、アンハイザー・ブッシュなどの企業である。
5年前の発表以来、テスラのセミトラックは何度も生産の遅れに直面しており、興味を持った顧客はトラックの到着を待つ間、多大な忍耐を強いられるか、あるいは代替品の検討を強いられることになる。
テスラのマスク社長は8月、セミの航続距離500マイル版は2022年末までに出荷を開始すると述べており、実際にそうなりそうだ。テスラの社長が年初に同社は2022年に新車を導入しないと述べていたため、この夏の発表は驚きであり、多くの人がこのトラックが2023年に発売されると信じていた。ほとんどのセミ顧客にとって、ペプシは幸運に恵まれ、12月初旬に電気トラックの納車が予定されているようだ。
最初のセミトラックはネバダ州にあるテスラのギガファクトリー近くで製造されており、車両の量産はオースティン近郊のギガテキサス工場で行われる予定である。
テスラのセミは洗練されたデザインが特徴で、最大車両総重量8万ポンドまで積載すると20秒で時速60マイルに達することができる。
テスラによれば、この車両には最大のパワーと加速を実現する 4 つの独立したモーターが搭載されており、そのため 1 マイルあたりのエネルギーコストが低く抑えられています。
カリフォルニアに本拠を置く同社は、公道で車両のプロトタイプをテストしてきた。たとえば、2019年にはセミがカリフォルニアの高速道路に沿って新車を輸送しているのが目撃され、これは明らかに車両の最初の路上テストの1つであった。
そして2021年、テスラはカリフォルニア州フリーモントの工場でトラックが 映像を共有した。
テスラは500マイル版に加えて、航続距離300マイルのセミも発売する予定だ。基本価格は前者が18万ドル、後者が15万ドルとなる見込みだ。